ESアナライザー日常のメンテナンス

ESアナライザーのメンテナンスについてご説明しています。ESアナライザーを最良の状態で使うために、使用者による日常および定期メンテナンス(清掃・交換)と弊社カスタマーサポートによる保守点検の実施をお願いいたします。

日常の保守

本ページの内容は日常点検と操作時に確認を行うためのチェックリストに基づいております。
下記リンクより、Excelファイルをダウンロードし、装置の運用や日々のメンテナンスにご活用下さい。

1. ウォームアップ・温度チェック

ウォームアップ

  1. ES Analyzer とPCの電源を入れます。(ES Analyzer の電源は背面にあります。また、電源を入れる順番はどちらが先でも構いません。)
  2. デスクトップにあるES Analyzerソフトアイコンをダブルクリック、初期画面を立ち上げます。
  3. 自動的に「ウォームアップ」ウィンドウ及び、「Entry Lamp Filer」ウィンドウが開き、15分間のウォームアップを行います。
「ウォームアップ」ウィンドウ
「Entry Lamp Filer」ウィンドウ

装置内温度の確認

  1. パソコン画面上の温度表示を確認します。
    温度表示が恒温槽の現在温度を示していれば完了です。複数接続している場合、1台目はA、2台目はB、3台目はC、4台目がDに温度表示されます。

2. ベース補正の確認

  1. 15分間のウォームアップ後、自動的に「ベース補正」ウィンドウに切り替わります。
    遮光蓋をセットし、補正開始ボタンをクリックします。
    備考
    測定機を立ち上げて15分以上経過後にPCを立ち上げた場合は「ウォームアップウィンドウ」及び「Entry Lamp Filer」ウィンドウは表示されず、ベース補正画面が表示されます。
  2. 「正常」「終了」表示を確認後、「閉じる」ボタンをクリックして「ベース補正」ウィンドウを閉じます。
    ※注:ベース補正は測定機を立ち上げる毎に行います。

3. 検量線の登録(ロット変更時のみ)

※注:検量線登録は新しいロット変更時に行います。

  1. 「検量線登録」ボタンをクリックし、「検量線登録」ウィンドウを開きます。
  2. 主剤に同封された検量線カードを取り出し、バーコードリーダーでバーコードを上から順に読み取ります。
    備考
    バーコードリーダーがない場合は、検量線カードに記載された検量線情報をキーボードから入力します。
  3. 「検量線の計算」をクリックして検量線グラフを表示させ、検量線情報が正しく入力されていることを確認したら「検量線」ウィンドウを閉じます。
  4. 「保存する」ボタンをクリックし、検量線を保存します。
    (「検量線一覧」ウィンドウに新しい検量線が登録されます。)
    備考
    新しい検量線名は試薬ロット番号を検量線名として登録されます。検量線名を変更して登録することも可能ですが、混乱を防ぐ為通常は変更しないことをお勧めします。
  5. 「閉じる」ボタンをクリックして、検量線ウィンドウを閉じます。
    備考
    これで新しいロットの試薬を利用する準備ができました。登録された検量線は試薬の使用期限内有効であり、お客様がキャリブレーションを行う必要はありません。

4. コントロールの測定

下記ページに掲載されている添付文書の記載通りにご使用をお願い致します。

製品・サービス情報:ファンギテック®コントロール

5. 装置の清掃/ピペットの清掃

ピペットの清掃

ご使用のピペットのメーカーが推奨する方法での清掃をお願い致します。

定期保守サービスのご案内

定期保守サービスは、お客様との年間契約によりトラブルを未然に防ぐための定期点検および緊急修理を行うものです。お客様に、大切な装置を安心してご使用頂くための『予防保全』、『維持管理』や『故障修理』を柱とした保守契約サービス制度であり、弊社が最も強くお奨めするものです。

ご予算やご使用の状況により2コースを準備しております。詳しい内容についてはお問い合わせください。

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