アキュレート™ 分画 SS/CT-SMACAccuRate™ Separated SS Agar/CT-SMAC Agar
製品コード
51020
統一商品コード
302510207
JANコード
4987302510207
包装
10枚
使用期限
製造後2ヵ月間
貯蔵方法
4~10℃に保存(禁凍結)
製品概要
本培地は、SS寒天培地と腸管出血性大腸菌O157の選択分離培地であるCT-SMAC寒天培地を1枚の平板に組み合わせた糞便検体用分離培地である。1枚の培地上で臨床上重要な腸管病原性細菌を鑑別することができる。
2種類の培地が、シャーレ中央の隔壁よりも高く充填されているので、検体の塗布は1ステップで行うことができる。また、スパイラルプレーター等の自動機器にも適用できる。
CT-SMAC寒天培地は、組成中のセフィキシム(濃度:0.05 μg/mL)が大腸菌(O157を含む)以外の腸内細菌目細菌、特にProteus spp.の発育を抑制し、亜テルル酸カリウムが腸管出血性大腸菌O157以外の大腸菌の発育を抑制する。
使用法
糞便検体を白金耳等を用いて画線塗抹し、35±1℃で18~24時間、好気培養を行う。
①SS寒天培地:Salmonellaや赤痢菌(Shigella)などの乳糖非分解菌は半透明集落を形成する。硫化水素を産生するSalmonella、Citrobacterなどは黒色集落を形成する。乳糖分解菌は赤色集落を形成する。
②CT-SMAC寒天培地:通常のE. coli(ソルビトール分解菌)は赤色集落を形成し、腸管出血性大腸菌O157は無色半透明の集落を形成する。
【注意】
検体を塗布した後、発育する菌種、培養時間によっては隔壁付近の一部に培地間の影響がみられる場合がある。
基本組成
本品は2分画シャーレにSS寒天培地とCT-SMAC寒天培地をそれぞれ無菌的に分注し、凝固させたものである。SS寒天培地では、乳糖発酵菌はピンクないし赤色集落を、サルモネラは中心部黒色の半透明の小さい集落を、シゲラは無色、半透明の小集落を形成する。CT-SMAC培地では、通常の大腸菌は赤色集落を、病原性大腸菌O157は無色半透明の集落を形成する。組成中のセフィキシムは0.05 μg/mLの濃度で大腸菌以外の腸内細菌、特にProteus spp.の発育を抑制することから大腸菌(O157を含む)の選択性を高め、亜テルル酸カリウムは、腸管出血性大腸菌O157と他の大腸菌とを選択する目的で添加している。
精度管理(試験菌株)
<SS寒天>
試験菌株 | 判定基準 |
---|---|
Shigella flexneri | 良好な発育(半透明集落) |
Shigella sonnei | 良好な発育(半透明集落) |
Salmonella Typhimurium | 良好な発育(中心部黒色集落) |
Salmonella Enteritidis | 良好な発育(中心部黒色集落) |
Salmonella Meleagridis | 良好な発育(中心部黒色集落) |
Escherichia coli | 発育抑制(赤色不透明集落) |
Enterococcus faecalis | 発育抑制 |
<CT-SMAC>
試験菌株 | 判定基準 |
---|---|
Escherichia coli (O157:H7) | 良好な発育(半透明集落) |
Escherichia coli | 発育抑制 |
Citrobacter freundii | 発育抑制 |
サイズ
W10cm×H15cm×D10cm